この制度は、安部政権の目標である格差是正の救世主なのでしょうか?それとも、人気取りにとりあえず出した案なのでしょうか?
まあ、今の個人住民税の納め方も納得がしがたいものがありますけどね。私3月頭に引っ越したのですが、今の法律だと1月1日に住民票がある自治体に住民税を納めることになるので、通知が来てびっくりしましたし。問い合わせるまで意識していませんでしたので。
さて、ふるさと納税。TVを見ていると、人が多い県の知事は反対。地方の知事は賛成という、当たり前と言えば当たり前の意見を述べてました。
ふるさと納税って、語感はとても良いですよね。始めて聞いたとき、なんてすばらしい考えだ!と、興奮しました。地方在住者・出身者なら、そう思った人も多いのではないでしょうか?
では実態は?
趣旨は、都会に転出したものに地方が掛けてきた教育や福祉のコストを多少とも還元できないか?また、都会に転出した者の、「ふるさとに貢献したい」という意見を反映するための制度。
地方税制度
都市部でくらす人が、個人住民税の一部(一割程度)をふるさとの自治体に納めるといういわば、「恩返し」。
アイデア自体はいいと思いますよ。私も地方在住者だし、語感がいいからウケはよさそうな感じがします。
でも、ふるさとってなんなんでしょうか?
住民票の履歴の有無?期間の長さ?思い入れ?
定義がはっきりしませんよね。これから議論を尽くすことになるのでしょうが、法律で「ふるさととは、コレです!」と決めなくてはいけないですよね。
法律でふるさとなんか決まるのか?と思いますし、自己申告をそのまま信用すると、最近増えてきている都市・地方の2重生活を送っていてそこに納める人、別荘地に納める人、アザラシが都合よく話題になっている自治体に応援として納める人(笑)、無茶苦茶になってお役所では管理しきれないと思います。
毎年、納税の季節には各地域が自分の県に税金を納めてもらおうと、PR合戦を繰り広げるとか。ありえない話ではないと思います。
理念としてはアリだと思うんですが、話が出てきたタイミングの突然さを見ると、話題作りに出したのか?と疑念が沸きますし、上記のように「ふるさと」の定義、PR合戦などが問題になりそうな気がします。
タレント知事がいる県が有利になる可能性もあるので、各地でタレント知事が連続当選するとか。ウチの県もそうなんですが。だからこそ理念の本来の意義が失われる気がします。
生まれ育ったふるさとに感謝の気持ちで税金を納めたい、という理念が捻じ曲げられる可能性が大きいですよね。
さらに管理団体を新設して天下りで好き勝手されるかも・・・とか考えると、納得が行きません。
私は、地方にUターンで戻ってきた者です。ふるさとは大切だと思いますし、ふるさと納税の考え方は好感が持てますが、管理は手に余るかな?と思います。
それなら、地方を出て成功した人が個別に寄付を行う。寄付しやすい体制を作りアピールする。
その方が、まだすっきりします。
これから、どんな議論が行われるのか?注目です。
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